ホーム » コンセプト » 旅小説の探し方

旅小説の探し方

旅小説の探し方

本サイト「旅する小説」では、旅に出たくなるような小説、旅に対する憧憬を掻き立てるような小説を中心に紹介している。しかし、ここで紹介する小説以外にも、素晴らしい旅小説はごまんとある。

ここでは、そんな旅小説の探し方についてまとめた。ぜひ自分に刺さる旅小説を見つけてほしい。

旅好きな作家を探す

てっとり早いのは、旅好きを公言している作家を探し、その作家の本に手をつけることだ。SNSや掲示板で「〇〇さんの小説で、旅行の描写がすてきな本はありますか?」と質問するのもオススメ。

あと、ダ・ヴィンチなどの雑誌で「旅」の特集が組まれることもある。新しい本との出会いを求めているならぜひチェックしてほしい。

エッセイから探す

小説を探す方法はたくさんあるが、「旅」にフォーカスを当てるのであれば、エッセイから当たるのもいい。小説よりは旅を題材にする可能性が高いし、旅について記載していることがタイトルからも分かりやすいというのも嬉しい。例えば、原田マハや角田光代は小説もエッセイも書いている。

そのエッセイを読むのもよいが、肝心なのは、作家に旅行の経験があるということである。その作家がかなりの旅行好きであれば、当然、小説のほうにもその影響が出ており、旅にまつわる小説を多く出している可能性が高い。

レファレンスサービスを活用する

レファレンスサービスとは、簡単にいうと、図書館を利用する人が必要な情報・資料を得るために、図書館員に検索してもらえるサービスのことだ。意外と知られていないが、本や資料を探すときに便利である。

こういうサービスでは論文とかお硬い資料しか探せないのでは?と思う方もいるかもしれないが、そんなことはない。例えば、未就学児が

レファレンスサービスに聞くのも良いかもしれないが、すでに誰かが質問済みである可能性もある。図書館員に聞く前に、「レファレンス協同データベース」でキーワードを調べてみよう。例えば、以下のような質問がヒットした。

“旅”に関するエッセイを読みたい。
“旅とは何か?”“なぜ人は旅をするのか?”といったテーマで書かれているものがよい。著者・旅先ともに、国内・外は問わない。
参考:レファレンス協同データベース
文学者などが「日光」を訪れて書いた紀行文を探しています。
参考:レファレンス協同データベース

もし情報がなく、明確にどういう話が読みたいのか言語化できるのであれば、最寄りの図書館にあるリファレンスサービスを活用するのもいいだろう。